コーチングの背景:心理学までの道

はいどうも!
葉山です。

本日から
心理学の背景に迫っていきますが

心理学で有名なのが

・フロイト
・ユング
・アドラー

ですが、

この3名よりも前に
押さえておきたい
人たちがいます。

① ルネ・デカルト

② トマス・ホッブズ

③ バールーフ・デ・スピノザ

の3人です。

デカルトは
「心と身体は別物!!」

ホッブスは
「心も物質と一緒!!」

スピノザは
「心と身体は一体だ!!」

とそれぞれ説きました。

現代から見れば
どれも正解だということがわかりますが
当時はこの3つの考え方に
分かれていたんですね。

デカルトの
「心と身体は別物!!」

これは現代では
意識と無意識の理論に繋がり

意識・無意識の研究
精神分析、認知心理学

へと発展します。

ホッブスの
「心も物質と一緒!!」

これは現代では
脳と行動の関係性へつながり

行動心理学(ワトソン)、神経科学
脳科学、行動経済学

へと発展します。

スピノザの
「心と身体は一体だ!!」

これは現代では
感情や自己調和の理論に繋がり

感情マネジメント、セルフコーチング
自己受容、ポジティブ心理学へと発展します。

さぁ、ここでも
アプローチ法が分かれますね!!

コーチング業界は
デカルト、ホッブスの影響が強く

ヨガや瞑想、メディテーションなど
内面を整える=調和系の業界は
スピノザの影響が強い

そう考えることができますね!

この3名の考え方は、
それぞれの視点から
「人間の心とは何か?」を追求した結果
心理学の土台を作ったわけです。

そして、
この流れを受けて登場するのが

・ジョン・ロック(経験主義)
・イマヌエル・カント(認識論)
・デイヴィッド・ヒューム(懐疑主義)

などの哲学者たちです。

ロックは、
「人間の心は生まれたときは白紙(タブラ・ラサ)であり、
経験によって形成される!」
と考えました。

これはのちに
学習心理学や行動主義の基盤となります。

一方、カントは
「人間の認識には、
生まれつき持っている枠組み(カテゴリー)がある!」
と主張しました。

これはのちに
認知心理学の基盤となります。

そして、ヒュームは
「経験は大事だけど、
人間の知覚は不確実なものだ!」
と述べ、

知識や思考の限界を指摘しました。

これはのちに
メタ認知やバイアスの研究に繋がります。

こうして
哲学が「心理学」へと進化していく
流れが生まれるわけです。

そして19世紀後半
ついに心理学が
「独立した学問」となります。

心理学の登場は
めちゃくちゃ最近なんですよ〜

そこで登場するのが

・ヴィルヘルム・ヴント(実験心理学の父)
・ウィリアム・ジェームズ(機能主義)

です。

ヴントは
「心理学を科学的に研究しよう!」
と提唱し、

1879年に世界初の心理学実験室を作りました。

このことから、
彼は「心理学の父」とも呼ばれています。

一方、ジェームズは
「意識は流れるものであり、
環境に適応するために働く!」
と考えました。

これはのちの
行動心理学や認知心理学に繋がります。

こうして、
心理学は哲学から独立し
「科学」としての研究が
本格的に始まりました。

そして、
この流れの中で登場するのが

・ジークムント・フロイト
(1856-1939 精神分析)

・カール・グスタフ・ユング
(1875-1961分析心理学)

・アルフレッド・アドラー
(1870-1937個人心理学)

という
心理学の3大巨頭です。

彼らがそれぞれのアプローチで
「人間の心の仕組み」について研究し
現在の心理学の基盤が作られていきます。

ということで
心理学の歴史を理解するためには
デカルト・ホッブズ・スピノザの哲学から始まり

ロック・カント・ヒュームを経て
ヴント・ジェームズの科学的心理学が登場し

その後
フロイト・ユング・アドラーへと繋がる

この流れを押さえておくことが重要なんですね。

さて、ここまでくると

ぶっちゃけ「好みの問題」
になるんですよ笑

デカルト・ホッブズ・スピノザ
それぞれが言ってることは
すでて正しいよね?ってのが
現代の通説

なので、好みなんです。

これを俺は「マインド」
と言ってます。

あ〜ここで
このマインドを定義すると
普段使っているマインドと
ごちゃつくので

名前を変えましょう。

基本的に使われている
「マインド(mind)」は

「心」「意識」「考え方」「思考パターン」
みたいな意味合い

なので、成功マインドとか
お金のマインドとか
そういったニュアンスで使われる。

今俺が提唱したマインドというのは

「アウトプットマインド」

自分からアウトプットされるもの
の源流となっているものはなに?

ってやつね。

葉山のアウトプットは
エピクロスではなく
ストアが元になってる
とか、そういったマインドのこと。

その前提で考えると

俺のマインドにスピノザはないな
エピクロスはないな
ってのが分かるんだよね。

そうすると

スピノザ系・エピクロス系の
クライアントと接する場合に

対処しづらいだろうな…
というのが安易に予想できるわけです。

そうなったら
スピノザの教えやエピクロスの価値観を
しっかり学んでいた方が
対処できるクライアントの幅って
広がるよね?

その人自身を
理解することも大事なんだけど

背景に流れる
アウトプットマインドを知ることで
アプローチが変わる。

・フロイト
・ユング
・アドラー

これも同じです。

どの考え方や価値観が
自分のマインドと合っているか?

それを見極めるために
インプットしておいた方がいいよね?

そんなお話なのです。

さて、次回は

フロイト、ユング、アドラー
この3名について
深掘りしますね!!

んじゃ🖐️

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