ども!葉山です。
13時間寝ましたww
トイレに行くこともなく
爆睡です
おかげでだいぶ復活〜〜
さてさて、コーチングの背景
まだまだ続きます。
先日お話しした
ストア派
エピクロス派
ストア派は
「感情をコントロールすることが幸福につながる」
ことを重視し
困難が来ても乗り越えられる自分になろうと説き
エピクロス派は
心の平静(アタラクシア)と身体の苦痛からの解放
を重視して
「シンプルに生きようぜ!!」
「要らないものは捨てよう!」
と説いていた。
って話ですが
この2派は
クライアントを見極める上でも
非常に重要な視点なんです。
ストア派とエピクロス派って
ストア派=自己鍛錬型
エピクロス派=快適主義型
と分けることができるんです。
エピクロス派の方に対して
「自分を鍛えましょう!!」
「目標に向かって困難を
乗り越えましょう!!」
と言ってもあかんのです。
「やだーーーーーーー!!」
ってなります。
でね、
コーチがストアで
クライアントがエピクロスの場合
クライアントは自分を責めます
ストアのコーチは
「何でこいつは動かんのかい!!」
とズレが生じるんですよね〜〜
コーチがエピクロス
クライアントがストアの場合
コーチはクライアントに対して
「もっと快適に!心地よく!
楽に!目標達成しましょう!」
って言うんだけど
クライアントは
「こいつ何言ってんだ?
何を甘っちょろいこと言ってんだ?」
「俺をもっとビシバシ鍛えんかい!!」
「物足りないぜ、、、」
となってしまうんですよね〜〜
見極め方なんだけど
ストア派
・自分の成長のためにチャレンジしたい!
・やるべきことをやる!
・感情はコントロール!
エピクロス派
・ストレスは極力避けよう
・やりたいことをやろう
・楽しい!という感情を大事にしよう
まぁ、こんな感じです。
ストア派は「!」が付く感じやねw
もっと詳しく掘り下げられるけど
長くなるので割愛しますねー
さてさて、このように
紀元前の哲学から始まったわけですが
キリスト教の影響を受け
5世紀頃から1000年間
哲学ではなく「神学」として
西洋に広まっていったんです。
この間
「自由意志vs宿命」論争が
巻き起こるわけですね〜〜
人間は自分の意志で生きているのか?
神の意志によって生かされているのか?
そんな感じ。
そして、真の幸福とは信仰である!!
「信じるものは救われる」
というものです。
この神学がローマ帝国が栄える中
水面下で広がっていき
5世紀にローマ帝国をも飲み込んでしまうんですね〜〜
ここでキーとなってくるのが
「救い・救われる」という価値観です。
当時、ローマ庶民は3つの大問題に
直面していたんです。
① 仕事がない(失業問題)
② 奴隷制度による極端な格差(社会的不満)
③ 戦争・疫病・地震で命が脅かされる(精神的な不安)
おいおいおい
今と変わんなくね???
この3つの問題に直面した時
人は「救い」を求めるということ。
余談ですが
マーケティング界隈で
① 失業問題
② 社会的不満
③ 精神的な不安
この3つの不安が社会に蔓延すると
「スピリチュアルが広がる」
と言われています。
なのでプロデューサーは
こぞってスピリチュアルで
有名な人を探し始めます。
ようは、《目に見えない救い》を
求め始めるってことねー!
さて、話を戻して
こんな状況だからこそ
ストア派の「自分をコントロールせよ!」
との教えがある種の「支え」になっていたわけ。
先日お話しした
第16代ローマ皇帝のマルクスは
この真っ只中を生きた人なんですね。
マルクスは
疫病で都市がパニックになった時…
→ 「恐れるな。死は自然なものであり
冷静に対処すべきだ」と説く(『自省録』)
ゲルマン民族が攻めてきた時…
→ 「これは避けられないこと。
ならば最善を尽くそう」とみずから戦場へ
財政難で国が傾いた時…
→ 「ぜいたくを減らし、
質素に生きることが国家のためになる」と倹約を実践
つまり、彼はどんな危機の中でも
「ストア派の理性」を貫き通したんだけど
彼の死後、ローマ帝国は
崩壊していくんですよね〜
その理由が、、、、、、
息子《コモドゥス》が
とんでもない
超絶バカ息子だったんですよ
(ファンの人いたらごめんなさい)
私利私欲、暴力
どうにも手のつけられない暴君
だったんですね〜
この暴君《コモドゥス》への
復讐を描いた映画が
『グラディエーター』です。
コロッセオで剣闘士たちが戦うやつ
あれです、あれ。
ここに繋がってくるんですね〜〜
いや〜〜〜
ストア派頑張ったが
キリスト教に弾圧され
それから1000年間
キリスト教の世界観で
西洋は統治されていきました。
ところが、14世紀
ルネサンス時代に
哲学は復活していくんですね〜
きゃ〜〜〜〜おもしろい!!
おもしろい!!!
『神の意志ではなく、人間の力で生きる』
という考えが
再度広がり始めたんです。
これを
《ヒューマニズム》と言います。
では、エピクロス派は
どうなっていったのか?
エピクロスは
「神は存在しない」
「死んだらそこで終わり」
と言っていたので
キリスト教に弾圧されてしまいます、、、
ところが、彼らの思想は
平穏を望むことだったので
表舞台から消えたものの
静かに細々と広がっていたんですね。
現代でいう
・ミニマリズム
・マインドフルネス
などの源流がエピクロス
と言ってもあながち
間違いではないでしょう。
このように表舞台で
目立つことはありませんでしたが
脈々とエピクロス哲学も
現代へと流れているんですね〜
さて、ルネサンス時代に
復活した哲学ですが
この時代にはまだ
「科学」は存在していませんので
やはり「哲学や思想」として
復活します。
ここで、
科学の話も交えたいのですがね
科学の大元も「哲学」なんですよ!
へ〜〜〜!!じゃない?
ビックリじゃない??
この哲学者もね
2つの特徴があったんです。
これまで話してきた流れというのは
The 哲学で
「思考・推論」で答えを探す
のが特徴で
もう一つの
科学に繋がる哲学というのは
「観察・実験」で法則を見つける
というものだったんです。
こちらの哲学者で有名なのが
・タレス
・ピタゴラス
・デモクリトス
ですね〜
理系の人たちには馴染みのある哲学者で
「自然哲学」といわれ「科学の祖」ですね。
思想や推論と科学が交わり
心理学や脳科学
行動経済学、認知科学などに
繋がっていくので
哲学恐るべしでございますね。
では、ルネサンス時代に
欠かせない人物が何名か登場します。
まずは科学の進歩に大きく貢献した
この男…
レオナルド・ダ・ヴィンチ
きゃ〜〜〜〜
きました
ダヴィンチ!!!
俺も
葉山・ダ・公亮
にしたい⭐️
彼を語りだすと
脱線しまくるので
科学的な貢献に絞ります。
彼は
観察・記録(スケッチ)・数学的視点
芸術・音楽
もう語り尽くせませんが
彼の観察や記録が
のちの
ガリレオ・ガリレイや
アイザック・ニュートンなどに
繋がっていくんですね〜〜
さて、科学はこの辺にして
哲学に戻りましょう。
ルネサンス時代の哲学者といえば…
ミシェル・ド・モンテーニュ
→ 自己探求・内省・経験を重視した
有名な言葉
・世界でもっとも偉大なことは
己自身を知ることである。
・いつかできることは
すべて今日でもできる。
フランシス・ベーコン
→ 経験と実験を重視し
人間の思考パターンを分析した
有名な言葉
・嫉妬はつねに他人との比較においてであり
比較のないところには嫉妬はない。
・空威張りする人間は賢者に軽蔑され
愚者に感嘆され、寄生的人間にたてまつられ
彼ら自身の高慢心の奴隷となる。
ルネ・デカルト
→ 合理主義の父!心と身体を分けて考えた
有名な言葉
・実際に人々が何を考えているのかを理解するには
彼らの言葉ではなく、行動に注意を払えばよい。
・我思う、ゆえに我あり。
・決断ができない人間は
欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。
ジョヴァンニ・ピコ・デラ・ミランドラ
→ 自由意志と自己実現を説いた
有名な言葉
・人間は自分の自由な意思によって
何にでもなることができる。
ジョルダーノ・ブルーノ
→ 無限の可能性の哲学
有名な言葉
・宇宙は無限であり
人間の可能性も無限である
・固定観念に縛られず
自由に発想せよ
余談ですが、このブルーノは
織田信長と同一人物だと
都市伝説界隈で言われている人です。
さぁ、ここまで洗い出したら
コーチングの基礎となる考え方や
クライアントアプローチの
前提となっている価値観は
全て出せたかなと思います。
これらの哲学が
科学と交わることで
心理学などへ発展したと。
心理学の話に
移りたかったんだけど
こんなに長くなってしまいましたw
次回は心理学へ移行しますね!
んじゃ🖐️
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